セドリ、転売で儲ける究極の方法 その5

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試してみよう

半ば騙されたようにヤフオクで購入した米国製のDVD、字幕もなくパッケージもペラペラの三流品、それでも私はゴミ箱に捨てることを躊躇し、ヤフオクで再販してみることにしました。

前記事「セドリ、転売で儲ける究極の方法 その4」からの続き

そして、ヤフオクに出品したその結果は。

ひらめきの瞬間

売れました。

輸入盤の字幕も吹き替えもないDVD。

もちろん儲けなどありません。

自分が買った値段は大幅に下回りますが、確かに売れました。

この時、私ははっきりと出品画面に書いています。海外製の中古のDVDです。字幕も吹き替えもありません、と。

後でトラブルになるのは嫌ですからね、きちんと説明しました。

でも売れたのです。

海外の安っぽい作りの、字幕も吹替えもないDVDを、自分の意志でヤフオクで買う人がいたんですね。

これには実際驚きました。

そして私が次にやったことは、私にこのDVDを売った出品者の現在出品している品物を見ることでした。

この出品者、膨大な数の海外版、輸入盤のDVDを出品しています。

一見タイトルではわかりませんが、商品説明を読むとそれは私が買った品物と全く同じ内容で、文章の流れの中に隠すように「米国製」となっています。

つまりこの出品者は、いかようかの方法でアメリカ製のDVDを入手して、それをヤフオクで売っていたのですね。

そして、さらに私が驚いたのは、次にこの出品者の評価を見た時です。

ヤフオクでは商品を購入した後、その出品者に対して買い手が付ける評価というものがあります。「非常に良い」から始まって「非常に悪い」までの5段階の評価です。

確かにこの方に対して「非常に悪い」といった評価を付けている人もいますが、それに反して膨大な数の「非常に良い」の評価も受けています。

物の価値

つまり、安っぽい作りで、吹替えも字幕もない米国製のDVDを販売して、それを買うことに満足して、高評価を付けている落札者がいるということが分かったわけです

ここで考えました。

そういう人は英語が堪能で、字幕も吹替えもない映画を見れる人なのか、それとも、安ければ喋っていることなど分らなくても気にしないといったような損得勘定だけでこのDVDを買っているのかと。

でも言葉が分からなければ入ってくる情報は相当限られる気がしますよね。

次に私は、この出品者はいったいどこでこのDVDを入手しているのだろうかという疑問を感じました。

そして、まず思いついたのはご本家であるAmzon.com、アメリカのアマゾンです。

中学生程度いっぱいいっぱいの英語力しかない私ですが、本家のAmazonのもちろん英語のサイトを開いて試しにこのDVDを調べてみました。

ありました。

全く同じジャケットのDVDです。

そして、その価格を見て驚きました。

おそよ7ドル、当時為替が1ドル120円程度でしたので、およそ1枚840円の計算になります。

その当時、日本で発売されていたDVDの価格はまだまだ高く、新しい映画などですと4,000円から5,000円はしていました。

その同じタイトルがアメリカでは五分の一程度の値段で買えることを知ったわけです。

この価格差はいったいなんでしょうか?

日本人はカモということなのでしょうか?

あくなき探究

私はヤフオクでこの出品者から、DVDをおよそ3,000円程度で購入しました。

当然国内製品だと思い込んでいた私は、安いと思って買ったわけです。

そして、この出品者は、仮にこのAmazonからDVDを購入していたとすれば、送料や、ヤフオクに払う手数料などを差し引いても、軽く1,000円以上の儲けを出したということになります。

しかし、それでも強い疑問が残ります。

なぜこんな商品を意図的に買う人がいるのでしょうか?

それともみんな騙されて、泣き寝入りしているのでしょうか?

そもそも「英語ができる人なら自分でAmazon.comで買えばいい」はずです。
しかし、悩んでみても始まりません。

ただ私はここで、得意の鼻がひくひくと動いたんですね。

何か理由あるはずだと。

初めてのセドリ

取り敢えずです私はその答えを求めるべく、見よう見まねでAmzon.com(本家アマゾン)から適当なタイトルを何枚か買ってみようと思いつきました。

私が思うに、ここが実はめちゃくちゃ重要な点です。

私はここでこの訳の分らない品物を、実際に仕入れてみることにしたのです。

まずは英語に悪戦苦闘しながらも、Amazon.comでのアカウント作りから始めて、ごく適当に有名どころのタイトルのDVDを何枚か買ってみることにしたわけです。

送料も10枚もまとめれば1枚2ドル程度でした。まあ失敗しても数千円程度の出費です。試してみる価値はあると思ったわけです。

ひと月足らずで商品が来ました。

Amazon.comです。アメリカの本家アマゾンからです。

そして、私はこれらのタイトルを概ね五掛け(倍)程度の価格設定でヤフオクに出品してみました。概ね1枚1,500円程度です。

結果から先に言えば飛ぶように売れました。オークションではなく即決(定価)設定です。

人気のあったタイトルは2,3日の内に、悪くても一週間以内には10枚全部を売り捌くことができました。

はじめてセドリで利益を出した瞬間です。

嬉しかったですよ。

自分の目で品物を探し、仕入れをして、それがすべて売れる。

こんな商売の喜びを初めて知った瞬間でもありました。

入れ食いの商売

もちろん、その後の私の身の振り方はみなさんのご想像の通りです。

これ以降およそ数年の間、私は海外製のDVDを売りに売りました。

きちんとした記録も取らずただひたすら売り続けていたので、いったいいくら売れていたのかもわかりません。

1年後くらいには毎日数十本のDVDが海外から自宅に届いていたくらいなので、実際相当な金額にはなっていたはずです。

この時、私は入れ食い状態の商売に、計算することなどよりとにかく売る事に必死でした。

サラリーマンとしても安定した給料を貰っていたので、正直このセドリ業でどのくらい儲けているかなど気にもしなかったのですね。

ひたすら「仕入れて売る」という商売の醍醐味にどっぷりと浸かってわくわくしながら日々を過ごしていたわけです。

それから重要な点を一つ、サラリーマンであっても副収入が発生していたわけですから、当然納税はきちんとしていました。

実際少々嘘くさく感じるかもしれませんが、実はこの頃同時に不動産投資を考えていた時期でもあったので、ローンを得るために高い所得であることの証明が必要だったのです。

当然ですが法律は必ず守らなければいけません。納税は大切です。私は国税の査察を受けた経験もあります。このあたりの話はまた別の機会にでも。

それではなぜこの時、輸入盤の字幕も吹替えもないような映画のDVDが飛ぶように売れていたのか、それを次の章で詳しく説明していきます。

次の記事

セドリ、転売で儲ける究極の方法 その6

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